神津島①

クエの釣り場

本島周りにも実績多数。港近くの白根、本島南の平海女根などが好ポイント。伊豆七島の中でも黒潮の影響を受け、クエの魚影の濃さは国内屈指のエリア。


ここに紹介するのは、佐藤守(だいかつのオヤジ)が薦めるクエポイントである

沖作根・岡作根

沖作根

沖作根全景
本島の東沖約400㍍のあり、磯は低く、ナギの日に限られる。
西寄りの風には強い。
グレ・イシダイ・クチジロの魚影も濃く、クエも狙えるA級磯。
沖作根のクエポイント
クエのポイントは、船着きの本島向き足元。
水深は5~8㍍と浅いが、沈み根も多く複雑で、クエの魚影も濃い。
右から左に流れるニッチョの潮、左から右に流れるシンバ潮、どちらの潮でも、潮切れの良い日に実績がある。

岡作根

岡作根全景
本島の東沖約300㍍。
沖作根の100㍍手前にあり、磯は水面から1.5㍍と低い。
広さも畳4畳半と狭い。
西寄りの風には強いが、ナギの日に限られる。
グレ・イシダイ・クチジロの魚影も濃く、クエの実績もある。
岡作根のクエポイント
ポイントは船着き。
本島を背にした北東向きの足元、水深8~10㍍。
磯の周りは根も多く、溝や洞穴もあり、クエも多い。
足下に当たってくるニッチョの潮、南西からのシンバ潮、どちらの潮でも良い。
岡作根にて、ギャフ掛け(5月18日 水温19度)
南西からの潮が速く、ポイントには反転流が効いていた。
仕掛けは写真の通り。
竿:がまクエ70号 4.8㍍/リール:PENN9/0L
道糸:レグロン100号/クエサルカンM
19本ヨリワイヤ35番2㍍/オモリ:40号
鈎:改良カジキ45号/餌:サバ
岡作根にて
クチジロ狙いの仲間、クエ狙いのオヤジが2人並んで竿を出す。
冷凍サバ1箱、イワシの撒き餌3箱。
ウツボの当たりが途絶え、素バリが2度あり、その後、竿が一気に入る。
〝クエ釣りは、1にマキエ、2にマキエだ!〟

横瀬

本横瀬全景
本島の東側にある地磯。釣り場は水面から3~4㍍と高く、足場も良いのでクエ竿のセッティングも楽。
ポイントは船着きと、右手一段高い所の2ヶ所。
15㍍ほど投げ、水深10~12㍍の撒きエサが溜まるところを釣る。
東及び、北東の風には弱いが、西及び南西の風には強く、少々のシケでも釣りができる。
横瀬1番全景
本横瀬とハナレの間にある釣り場。
足場は悪く狭いため、クエ狙いは1人。
竿下の水深10~12㍍。
東からの潮が足下にあたり、右沖へと流れる潮の時が狙い目。
横瀬全景と、右側にあるハナレ
横瀬ハナレは、水面からの高さが約3㍍。
釣り場の幅3㍍、長さ10㍍ほどの岩礁。
30㍍沖まで、水深は8~10㍍と海底は平らだが、左手にある広島磯から岡作根にかけ、沈み根も多く、潮切れも良い。
イシダイ・クチジロ、そしてクエの魚影も濃い。
カスリハタ30K
大型の台風が神津島沖を通過。
東シナ海に棲息するカスリハタが
神津島で釣れた。
島の漁師も驚いていた。
神津島付近の海で釣れる事はないカスリハタ。
オヤジにとっても初めてのことで、魚拓を取る。
大相撲名古屋場所開催中で、
中村部屋の親方とクエちゃんこで味わう。

タタキ根・ケンドン

タタキ根全景
本島の東にある岩礁。足場も良く、釣り場も広い。
夜釣りでクエが釣れる。
船着きがポイント。他にも2ヶ所、クエポイントがある。
ケンドン全景
中央、釣り人が居るところがクエポイント。
夜釣りでの実績が多い。
竿下水深10㍍位。根がかり少なく、釣りやすい。

タタキ根及び、ケンドンのソーダイ向きクエポイント

ケンドンとタタキ根の間の水道を釣る。
水深10~12㍍。
潮切れのいい日に実績が高い。
40㍍ほど沖にあるタバコボンに向けて投げ、沖へとつながる溝を狙う。

砂糠崎~ソーダイ

沖サヌカのクエポイント
船着き端、足場の良い所にクエ竿をセット。
多幸湾向きに20㍍ほど投げ、竿下の水深15㍍位の所がポイント。
シンバ潮や出潮が切れるとき、実績あり。
ソーダイ
クエポイントは、A・B・Cと3ヶ所ある。
A,足場が悪く、ナギの日に限る。
C,足場が良く、釣り場も広い。夜釣りもOK.
A・B・Cとも、竿下の水深12~15㍍。
出潮、ニッチョの潮が切れときに実績あり。
当日の潮の流れを見て、撒きエサの溜まる所を狙う。

子ノ口・トーフ・長ツ崎

子ノ口

子ノ口クエポイント
多幸湾を出て、右に舵をとり、松ヶ崎を過ぎた本島の地磯。

沖への強烈な引きは、巨大なマダラエイだった。

後藤明氏
平成 9年 10月12日に14㌔
次の週に、富永重保氏が15㌔を釣る。
どちらも子ノ口にて
水温24度
水温が16度と低い3月の始め。
2週続けて、子ノ口で竿を出す。
前週はエイだったが、
撒き餌が効いてきたのか、
8時頃、本命のクエをかける。
相棒の加藤がギャフ掛け。
24㌔のクエは、ウツボを1本丸呑みしていた。

トーフ

トーフ
長ツ崎の手前にある広さ6畳ほどの磯。
水面からの高さ2㍍、ナギの日に限る。
磯は平らで釣りやすく、クエ釣りは2人の竿出しが可能。

長ツ崎

クエは撒き餌だ!!

長ツ崎定員2名で、この日、15㌔入カタクチイワシ4箱を用意。
水汲みバケツで海水をたっぷりかけ、完全に溶かしてから撒く。
※凍ったまま撒くと、ポイントが遠くなる。
凍ったサバを鈎につける時は、スッポ抜けがあるので、
写真のようにハリ先をサバの頭から出すようにつける。
この時の仕掛けは、
19本ヨリワイヤ34番2㍍。鈎は改良カジキ45号。
釣り始めて2時間。
最初に竿をしめ込んだのは、巨大なエイだった。
左手に軍手をはめ、抜いたり出したりして応戦。
素手では危険なので、必ず手袋をする。
20分の格闘の末、水面に浮いたエイの姿。
長ツ崎のクエポイントは、竿下水深23~25㍍。
真下に突っ込むしめ込みは、大型クエだ。
平成 9年秋
135㌢38㌔の大物を仕留めた中部磯友会:加藤進(写真右)
関東モロコ会の:鈴木氏が仕留めた30.5㌔のクエ(写真下)
水温は24.5度
関東モロコ会:矢作氏。長ツ崎で25㌔。
中部磯友会:芝田弘。35.5㌔の大物を仕留める。

水深25㍍の割れ目に潜られ、根から出すのに苦労した。
37.6㌔。

猿ケ崎~大出張、菜畑~金長鼻

猿ケ崎~大出張

猿ケ崎クエポイント
金長鼻の手前にある本島の地磯。
竿下水深20㍍。潮が速く根がかりが多い。
ポイントの10㍍先に高い根があり、以前にここでクエをかけた時に、この根で道糸を切られた。
魚影は濃いが、釣りにくい。竿受けがしっかり固定できない時は、左右にハーケンを打ち、ロープで固定する。
大出張のクエポイント(2人)
竿下で水深15~18㍍。クエの実績は高い。
南西の風には注意。
潮の切れる日に実績があがっている。

富永氏。
大出張にて、22㌔。(写真左)ポイントは大海女根向き竿下。
中部磯友会:横江正行。
35㌔(写真右)。シンバ潮が足下に当たっていた。
竿はがまクエ100号。
水温は23度。

中部磯友会/東谷 悌治 クエ135㌢・38.1㌔

菜畑~金長鼻

菜畑クエポイント(2人)
竿下で水深25㍍位。
クエの魚影は濃く、大型の実績も多い。
出潮が切れる日が良い。
写真は、中部磯友会:加藤進の竿に大物の当たりの様子。
金長鼻先端
神津島の最南端にあり、潮が速く、クエ仕掛けが入らない日が多い。
奥の船着きで竿を出す。水深は20㍍。
この沖、魚影は濃いが、潮が速すぎてクエ釣りは難しい。

大海女根・平海女根

大海女根

大海女根全景
クエポイントは磯の先端で、2人。
平海女根との水道を釣る。
大海女根ポイント
水深は12~13㍍と浅いが、潮切れは良く、魚影は濃い。

平海女根

平海女根先端のポイント(2人)
水深6~8㍍と浅いが、根が複雑で、割れ目や穴が多い。
潮は速い。

後藤氏が釣った24㌔のクエ。
※出潮の反転流が入っていた。

平海女根 沖向き先端のポイントにて 中部磯友会/竹元 直紀 クエ137㌢・35.5㌔

平海女根船着きポイント(2人)
恩馳向き15㍍先の沈み根の周りを釣る。
水深8㍍くらい。
根は複雑で、クエが好む溝や穴が多い。
昼前、竿から離れていた。
突然竿が舞い込み、緩めにしていたドラグから糸が出る。
30㍍沖でクエが浮いていた。
28㌔。ポイントは、15㍍先の沈み根の向こう20㍍くらい。
平海女根には、丁度いい潮だまりがあり、釣れたクエを生かしておいた。

竜七

竜七(1人)
大海女根の沖にある小さく低い磯。ナギの日に限る。
ポイントは恩馳向きの竿下18㍍。
シンバ潮は足下に当たってくるときに実績あり。

タダ島

タダ島全景
灯台下手前にある磯で、高く、釣り場は広い。
クエ狙いは2人。
タダ島先端クエポイント
足場は良く、クエ竿のセットも楽。
ポイントは、恩馳向きと灯台下向きの竿下。
水深15~20㍍。
クエの実績も多いが、外道のエイも多い。

二七・二八

灯台下・二八

灯台下・二八全景
本島の南端に位置し、南東からの潮は時に激流となり、仕掛けが止まらない。
竿下で水深20~25㍍。クエ・クチジロの大型が釣れる。
クエ釣りは夜釣りの実績が高い。
西及び南西の潮は緩く、釣りやすい。
灯台下恩馳向い
二八と一ノ首の間にある釣り場。
足場は良いが、ナギの日に限る。
水深、潮流は二八と同じ。
釣れるクエもデカイが、外道のエイも多い。
同じく灯台下の一ノ首、二七もクエの実績は多く、夜釣りもOK。
二八本場
船着き場のクエポイント。水深20~23㍍。
出潮が速いと仕掛けが入りずらい。
6~12月、緩やかな出潮の時が狙い目。夜釣りOK。

一ノ首・二八

大根~引廻し

サメ根
水面から1㍍と低く、狭い。ナギの日に1人が竿出し可。
落潮が当たってくる時は、クエ・クチジロともに良い。竿下水深12~15㍍。
引廻し
前浜港からくる落潮が磯に当たってくる時は、クエ・クチジロとも良いが、潮が速すぎると仕掛けが止まらない。
出潮は沖を通るので当たらない。
足下で水深12~15㍍。ポイントは竿下でクエ狙いは2名。

大根のクエポイント
北東及び、南東の波には強いが、西の波に弱い。
クエのポイントは恩馳向きの竿下、水深10~12㍍。
沖は沈み根も多く、クエ・クチジロの魚影が濃い。
足下に当たってくるシンバ潮が良い。

神津港~白根

箱鉢根
港の出口にある磯。ここではほとんど釣りをしない。やればクエが釣れると思う。水深5~8㍍。
バーバー根
ここもやってみればクエは出ると思う。
サメ根
ポイントは竿下で、水深5~8㍍。クエの実績あり。沖の根でデカイクエがいると漁師が言う。

湯柱

神津港前 湯柱の磯
向こうに見えるのが前浜桟橋(現在はつながっている)
ポイントは桟橋向きに1ヶ所と恩馳向きに1ヶ所。
どちらもポイントは竿下。水深10~12㍍。
海底は岩盤と砂地が入り混じる。潮切れのいい日に実績あり。
湯柱のクエポイント
クエ竿のセッティング
オヤジ愛用の竿受け、竿受けピトン(だいかつオリジナル)
竿:がまクエ70-4.8㍍ 竿尻改造
リール:ペン9/0L 道糸:レグロン100号
49本ヨリワイヤ39番2㍍ ナツメオモリ40号
改良カジキ45号 冷凍サバ
湯柱沖向きのポイントでクエをかけるが、穴に入られ出てこない。
竿を持ち、穴から出すためにあおっている。
沖に見えるのが白根、その先が背負崎。
穴から出てきたのは20㌔弱のクエ。
この日、同行したのは中部磯友会:伊藤、菅原。
2人でイシダイ、イシガキを30枚。
湯柱は、クエの他、イシガキも多い。
水温は20.5度。上り潮が、右から左に流れていた。

中部磯友会:浜下。
湯柱にてギャフ掛け。
あがってきたのは12㌔のマハタで、仲間とシャブシャブ、鍋で味わった。
ポイントは、恩馳向きの竿下。水深13㍍。

湯柱では、他にも30㌔クラス2本。秋から冬にかけての、実績が高い。

白根

白根のクエポイント
船着きの竿下がポイント。
水深10~12㍍。底は砂地が多く、ところどころに根がある。
すぐ近くに海水浴場があり、神津港からも近い。
クエが釣れるのは荒磯とは限らない。
クエ釣りに欠かせないのは、イワシの撒きエサと撒き餌用スコップ。
沖白根からみる岡の白根。
奥に見えるのが海水浴場。
磯際に浮いたクエは、ハリかかりを確認し、十分空気を吸わせた後、ギャフをかけて取り込む。(左上)
取り込んだ後は、太いロープで潮だまりに生かす。(左)
平成3年、心臓バイパス手術の前、105㌔の体重が85㌔まで落ちていた。
クエを掛けてから、取り込むまでに、ニトログリセリンを3錠飲んだ。
関東モロコ会 矢作厳 氏
釣場:白根
平成19年 8月15日 大潮
10時20分仕留める。98㌢/18.2㌔
竿:イリュージョン483(プロトタイプ)
佐藤守が、某トップメーカーと共同で開発途中の3本継ぎのクエ竿。
従来のクエ竿の概念を打ち破り、一見イシダイ竿よりも細身だが、ブランクの肉厚が従来のクエ竿の2倍ほどあり、スマートで強靭な仕上がりとなっている。
この竿を、日本屈指のクエ師、矢作氏に託してテストを依頼した。
仮称:イリュージョン483(オヤジ45年の集大成の竿)

大黒根・赤崎

神津島の北端にあり、水深はないが、潮は速い。南からの風には強い。
根は複雑で、沈み根も多く、クエ・クチジロの魚影は濃い。夜釣りも可で、7~12月が狙い目。

赤崎全景
赤崎クエポイント(2人)
水深は5~8㍍と浅い。竿下がポイントになる。
根は複雑で、溝や穴が多い。
夜釣り可能で、クエの実績も夜釣り。